9月のライフログについて

今回のライフログですが、とても重たいテーマにしてしまいました。
ですが、どちらかというと、深刻に考えたいと言うよりは、斜めに見るとかシュールに考えるとか、そんな感じです。
重いテーマを机の上のことにあえてすることで、押しなべて考えることもできるかと思いました。
最近、「個」に帰着する考え方ばかりでしたので、「公」というか全体論というか・・・そんな考え方もいいかなと、その程度で考えていただければと思っているのですけど。


暴力や戦争というテーマは、やはり戦後60年なので、今年の夏は色々と騒がれたと思いますが、もっと安易にでも醜悪に考えると、「殺」という文字を連想してしまいます。
「殺す」という行為は単純にどんなことなんだろうと考えると、とても難しくなってしまうと思います。
それで、鎌田慧さんのルポルタージュを2つ挙げました。
企業が最下層の従業員に対して、どのような対応だったのかということです。
企業が本当に民意なのかということを改めて考えたいなと思う2冊でした。
最初、自分が読んだときは、涙が出てきました。
そこに出てくる人々の強さというか、生について考えてしまいます。


また、ナショナリズムについて、少し考えてみました。
こういった本は膨大にあるのですが、できるだけ新しいものをと考えて、いくつかを載せました。
とくに面白いと思うのが、少年期の時の目線で当時の戦争をふりかえる試みの『戦争のための愛国心―ボクラ少国民の作り方』はこれまでと違った視点で面白いと思います。


それから、スポーツと権力についての本を2つ挙げました。
今年の夏も色々なことがありましたが、スポーツの社会構造は、あまり公になることがありません。
それは、多くのことがタブーであったからだと思います。
スポーツがそもそもどういう目的であったのかということを知ることも必要かと思いました。
「スポーツ=感動」ということは、どういう仕組みなのかということが少しでもご理解いただければと、そう思います。


最後に2つ映画を挙げました。
二つの映画の内容はまったく違います。
下のものは、「世間」を問うものだと思います。
世の中の色々な疑問を正面から考えようとする主人公の誠実さがいい作品だと思います。
ですが、少し怖いです(笑)
上の『殺し屋1』はお好きでなければ、観ない方がいいかもしれません。
R-18です。
暴力はよくないといいますが、暴力に潜んでいる「快感」がうまく表されていると思います。
もともとは、漫画でこちらの方が面白いのですが、10巻ぐらいありますし、映画の方がどちらかと言うと、軽い感じがするので、初心者(笑)にはおすすめかと。
案外、ヨーロッパでは人気になりました。
「暴力=悪」というくくりだけでは抜け出せない鎖を観ることができるのではと思います。


駆け足で、色々紹介してみましたが、気分が悪くなるようなものが半数を占めるかもしれません。
自分でも今月はどうなんだろうと疑問なので、「オススメ」ではないのですが、よろしければ読んでみて下さい。
『自動車絶望工場―ある季節工の手記』はすばらしい本だと思います。
ぜひとも読んでみて下さい。
ですが、気分が悪くなったという苦情は受け付けませんので(笑)
季節労働者の世界がそこには広がっています。
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by harry_hk | 2005-09-04 08:33 | BOOK