カテゴリ:BOOK( 52 )

怪じゅうが町へやってきた

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なんだか、突然本が丸善から送られてきた。
なにか注文したっけ?
って思っていたら、2月に注文したものでした。
洋書なので、今ごろ来てもと怒ってみてもしょうがなくて、とりあえず喜びながら読みました。
なんだか、復刊が遅れたみたいなんですけど。。。
まぁ、日本では絶版みたいなので、それよりはいいですね。

届いた本は「怪じゅうが町へやってきた」です。
みなさん聞いたことあるかもしれません。
それの原書で、「The Griffin and the Minor Canon」です。

すごくいい話なんですよ。
本当に、オススメです。
でも、悲しい話ですね。
小さい頃、衝撃的でしたよ。
宮沢賢治の「オツベルと象」と「怪じゅうが町へやってきた」は、自己犠牲がとてもキーワードになっていて好きな話です。
ただ、「怪じゅうが町へやってきた」のグリフィンの方が、悪そうなイメージがあったり、少し堅物だったりするのがとてもいいなと思います。
それに、牧師さん(?)の絵がすごく幸薄そうなところも、雰囲気がありますね(笑)

モーリス・センダックというと、他の絵本の方が有名なのかもしれませんが、日本では紙芝居でよくやられているみたいです。
もしかすると、同タイトルなだけかもしれないのですけど。
それに、みんなのうたかどこかで、「怪じゅうが町へやってきた」の歌も作っていたような・・・。
なんとなくでしか覚えてないですけど。


The Griffin and the Minor Canon
Frank R. Stockton



そんなときなんていう?
セシル・ジョスリン モーリス・センダック たにかわ しゅんたろう Maurice Sendak / 岩波書店


ロージーちゃんのひみつ
モーリス=センダック なかむら たえこ / 偕成社

内容について少しだけ(知りたくない人は見ないで下さいね)
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by harry_hk | 2005-11-15 22:10 | BOOK

「株主価値」について


こんな本がちょっと前に出ました。
最近、企業買収の話ばかりなのですが、そんな時にこの本をみました。
◆◆◆

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『なぜ資本主義は暴走するのか―「株主価値」の恐るべき罠』
[原書名:ORIGINS OF THE CRASH : The Great Bubble and Its Undoing〈Lowenstein, Roger〉 ]
日本経済新聞社 (2005-08-23出版)
【著】ローウェンスタイン,ロジャー〈Lowenstein,Roger〉
【訳】鬼沢 忍


書評が載っていたので、それを。。。


乗っ取り屋の登場は、企業の経営をどのように変え、何を狂わせたのか?株価が低迷していた1980年代初頭、ウォール街に新たな職業が登場した。
「企業乗っ取り屋」である。
LBO(レバレッジド・バイアウト)を駆使して株を買い占め、会社の支配権を奪う強引な手法に、経営者たちは震え上がった。
乗っ取りを防ぎ、自らの地位を守るためには、株価を上げるしかない―そのために数々のカラクリが編み出された結果、株式市場は空前の活況を呈した。
だが、企業の成長よりも株価を優先し、目先の利益ばかりを追い求める経営の果てには、株式市場全体を巻き込んだ破綻劇が待っていた!本格的な企業買収時代を迎えた日本の経営者・投資家・政治家・市場関係者が今こそ知っておくべき歴史的プロセスを、第一級の金融ジャーナリストが深い洞察力で克明に描く。



第1章 「株主価値」の誕生
第2章 すべては株価のために
第3章 貪欲さこそ資本主義だ
第4章 数字合わせのゲーム
第5章 SECの挫折
第6章 ニューエコノミーへの熱狂
第7章 時代の寵児、エンロンの策謀
第8章 破産者の群れ
第9章 苦難の年
エピローグ




最近、色々な所で政治家や企業家や経済学者が資本主義という言葉を使うのですが、なんだかどうも、それにひっかかってました。
資本主義ってなんでしょうね、ほんと。
それなのに、この言葉を御旗にして語るのってどうなんでしょうか。
本当に終身雇用制度の制度自体が悪かったのでしょうか?
う~ん、どうなんだろう。。。
この本のキーワードが「株主価値」。
あぁ、そうなんだ資本主義といっているけれど、ただの株主価値のすり替えなんだ・・・。
しかも、アメリカではその歴史も破綻のプロセスも蓄積があるのに。
なんだろう。

この人は、『天才の誤算』というベストセラーもあります。
やっぱり、改革も必要なんですけど、歴史を振り帰ることも必要なんだと、そう思います。
こんな言葉があります。


歴史家は後ろ向きの預言者


自分はそう思うんだけどなぁ~。
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by harry_hk | 2005-11-08 15:23 | BOOK

9月のライフログについて

今回のライフログですが、とても重たいテーマにしてしまいました。
ですが、どちらかというと、深刻に考えたいと言うよりは、斜めに見るとかシュールに考えるとか、そんな感じです。
重いテーマを机の上のことにあえてすることで、押しなべて考えることもできるかと思いました。
最近、「個」に帰着する考え方ばかりでしたので、「公」というか全体論というか・・・そんな考え方もいいかなと、その程度で考えていただければと思っているのですけど。


暴力や戦争というテーマは、やはり戦後60年なので、今年の夏は色々と騒がれたと思いますが、もっと安易にでも醜悪に考えると、「殺」という文字を連想してしまいます。
「殺す」という行為は単純にどんなことなんだろうと考えると、とても難しくなってしまうと思います。
それで、鎌田慧さんのルポルタージュを2つ挙げました。
企業が最下層の従業員に対して、どのような対応だったのかということです。
企業が本当に民意なのかということを改めて考えたいなと思う2冊でした。
最初、自分が読んだときは、涙が出てきました。
そこに出てくる人々の強さというか、生について考えてしまいます。


また、ナショナリズムについて、少し考えてみました。
こういった本は膨大にあるのですが、できるだけ新しいものをと考えて、いくつかを載せました。
とくに面白いと思うのが、少年期の時の目線で当時の戦争をふりかえる試みの『戦争のための愛国心―ボクラ少国民の作り方』はこれまでと違った視点で面白いと思います。


それから、スポーツと権力についての本を2つ挙げました。
今年の夏も色々なことがありましたが、スポーツの社会構造は、あまり公になることがありません。
それは、多くのことがタブーであったからだと思います。
スポーツがそもそもどういう目的であったのかということを知ることも必要かと思いました。
「スポーツ=感動」ということは、どういう仕組みなのかということが少しでもご理解いただければと、そう思います。


最後に2つ映画を挙げました。
二つの映画の内容はまったく違います。
下のものは、「世間」を問うものだと思います。
世の中の色々な疑問を正面から考えようとする主人公の誠実さがいい作品だと思います。
ですが、少し怖いです(笑)
上の『殺し屋1』はお好きでなければ、観ない方がいいかもしれません。
R-18です。
暴力はよくないといいますが、暴力に潜んでいる「快感」がうまく表されていると思います。
もともとは、漫画でこちらの方が面白いのですが、10巻ぐらいありますし、映画の方がどちらかと言うと、軽い感じがするので、初心者(笑)にはおすすめかと。
案外、ヨーロッパでは人気になりました。
「暴力=悪」というくくりだけでは抜け出せない鎖を観ることができるのではと思います。


駆け足で、色々紹介してみましたが、気分が悪くなるようなものが半数を占めるかもしれません。
自分でも今月はどうなんだろうと疑問なので、「オススメ」ではないのですが、よろしければ読んでみて下さい。
『自動車絶望工場―ある季節工の手記』はすばらしい本だと思います。
ぜひとも読んでみて下さい。
ですが、気分が悪くなったという苦情は受け付けませんので(笑)
季節労働者の世界がそこには広がっています。
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by harry_hk | 2005-09-04 08:33 | BOOK

アニマシオンって知ってます?

日本には読書へのアニマシオン(もしくは、読書のアニマシオン)として、スペインから入ってきた考え方です。
そのもともとの「アニマシオン」という考え方は、フランス・イタリア・スペイン・中南米のみでしか盛んでない、不思議な教育方法というか、概念です。

とりあえず、その中で代表的な1冊を紹介します。
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マリア・モンセラット・サルトっていう人が書いています。

まずは目次ですが、
読みちがえた読み聞かせ
これ、だれのもの?
いつ?どこで?
何を言いたいの?
いる?いない?
本と私
どんな人?
にせもの文
だれのことを言ってる?
つかまえるよ!

って感じです。

読書へのアニマシオンでは、どうやって読書がしたくなるような子どもにさせるのかということが重要です。
スペインでも本離れが激しくて、それで、どうやって子どもたちが本に興味を持つのか、その方法を読書へのアニマシオンでは説いています。

もともと、アニマシオンというのは英語にするとアニメーションで「生き生きする」とかの意味を持っています。アニマがラテン語の「魂・生命」という意味なんです。
それで、「学習する」と言う前に、これの提唱者たちは、わくわく・ドキドキするような状態になって、はじめて「学習したい」という気持ちになる。
だから、学習したくなるようにするにはどうすればいいのか???
そういう学問であり、概念がアニマシオンです。
でも、フランス・イタリア・スペインという南欧ばかりで流行っているんです。
イギリスや北欧ではそんなものは流行ってません(爆)
正直言いますと、わくわくするとか、そんな陽気な考え方ばかりで生活なんてしてませんよね。
絶対にお国柄だと思いますけれど・・・。

でも、いいことはぜひ参考にしてみたいですよね。
まだ幼少期のお子様がいらっしゃる方には、この読書へのアニマシオンをオススメしますよ。
どうやって、読ませればいいのかすっごく分かりやすく書いてありますから。
簡単でお手軽なのがいいと思う方は、他にも「アニマシオン」で検索すると出てますから、そちらを読んでみてはいかがでしょうか?

これは、代表的なものなので紹介しました。
普通では知らない言葉や活動がどんどん増えていきますね。
ちなみに、「地域アニメーター」という言葉はお聞きになったことありますでしょうか?
あれは、アニマシオンをする人ということみたいです。
でも、正直言うとうさんくさいです(笑)



読書へのアニマシオン
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by harry_hk | 2005-08-12 10:00 | BOOK

そういえばこんな本も

足元に落ちていた本を紹介します(笑)
最近、ニュースでは色々な報道があって、こんな本も面白いかなって思って。
ちょうど、今月の自分のライフログにも関係するかなって思ったので、慌てて文章にしようと思ったのですが、読んだのがずいぶん昔で、どんな内容だったかすっかり忘れてしまってしょうがないので、ざっと読んでみました。
やっぱり面白い本です。
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「世間」とは何かという本なんですけれど、これは「世間」とか「社会」という言葉を歴史的に解明しようとしたものです。
ご存知かと思いますが、「社会」という言葉は本来あった言葉ではなくて、明治時代にできた訳語です。
自分でも安易に使ってきたのですけれど、もう一度その語の由来を知っておく必要もあるかなって。
興味のある人はどうぞ買って読んでみて下さい。
へーって思いますよ。
「世間」っていう言葉は、ものすごく古くからある言葉なんですよ。
それに、ここには、「個人」という言葉がどうやってできたのかについても書いてます。
でも、それは買って読んでみて(商売上手 笑)。
そういえば、世間って言葉は最近使われないですね。
「世間では通用しない」とか「渡る世間は鬼ばかり」なんかをこの本は例に挙げていますが、最近こんな言葉を使っているところをみたことがないですねぇ。
そんなことはともかくとして、この本はとっても面白いです。
最近こういう歴史学者の興味深い本ってなかなか出ないので、つまんないなって思いますよ。
みなさん、「世間」とか「社会」とか「個人」って言葉ちゃんと使えてますか?
自分はすごく適当です(自爆)
ちょっとトリビアっぽくて新書で薄いので、お手軽でオススメですね。



「世間」とは何か
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by harry_hk | 2005-08-10 05:01 | BOOK

戦争のつくりかた

やっぱり戦争についての本も紹介したいなと思います。

この本(絵本)はご存知でしょうか?
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『戦争のつくりかた』という本です。
どうやって戦争に日本が突入してゆくのかというのを絵本で誰にでも分かりやすく説明してあります。
ですが、この絵本の最後にあるように、これは実際に国会で採択された法案をもとに作られています。
物語にすると、こんなに分かりやすく、こんなに恐ろしくなっていることが、まざまざと分かります。
また、絵本ということが反対に印象深くなるなります。




少し前に、ある教授が言っていたとっても興味深い言葉があります。

「もはや、今は『戦後』ではなく『戦前』である」

今日は、長崎に原爆が投下された日ですね。
やはり、何もそのことを書かないのもどうかと思って。
子どもにもとっても分かりやすい絵本ですから。
大人にもとってもいい絵本だと思います。

イスラエルでは、民族・宗教などを超えた小学校があるみたいです。
思想を超えて子どもたちは仲良くなれるのだそうです。
そこに何か平和へのヒントがあるような気がします。





『戦争のつくりかた』
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by harry_hk | 2005-08-09 03:20 | BOOK

ブックバトンというか絶版ブックバトン(笑)

さー困りました、ブックバトン。
ずっと、自分のブログを見ていただいている方ならご存知かと思いますが、
かなりの勢いで、難解・絶版・高額の3拍子だったりするので、
読んでといわれても、国会図書館以外だと、かなり難しい状態かもしれません。
そんなものを紹介されても・・・って感じですよね。
しかも、以前に紹介したのとダブりますし。
それから、十分歴史上の人物ばかりなので、ある意味、歴史バトンにもつながってしまうのでは?あえて言うなら、近現代限定歴史バトン(笑)
まぁ、一応、そういうことで。



①本の冊数ですか?
分かりません(笑)
とりあえず、本棚だけで、今のところ14個あります。
それ以外のものは、ダンボールですね。

②今読んでいる本は?
というか、読みかけの本は、数十冊で、雑誌記事だと、100を超えるので、数えられません。

③とりあえず、読みたいのは漫画と小説ですね(笑)

④オススメの5冊というか、棺おけに入れる5冊です。

小林文成『老人は変わる』(とりあえず、『福寿草』をここでは載せました)
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東清和『人間関係の葛藤』
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若木竹丸『怪力法』
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穂積陳重『隠居論』
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鎌田慧『日本人の仕事』
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です。この本は、どれもやばいぐらいいい本です。
自分の根幹の本ですね。
本の内容紹介は、また改めてぼちぼちします。
東先生のは以前紹介しました。
吉本隆明『老いの流儀』や鶴見俊輔『転向研究』、江藤淳、留岡幸助、鈴木大拙、網野善彦、上原専禄・・・などあえてさけました。
上の本のほうがよっぽどインパクトあるので。
『怪力法』今買うと、8~15万円です。オークションに出ればですが・・・。
『老人は変わる』は世の中に後3冊ぐらいはあると思う。全集で買うならあるけど、そうすると11万円(笑)。この人すごい人。『老後を考える』も内容は同じ感じ。
『隠居論』は最新の復刻なら6000円ぐらいで。でも、初版は数十万はたいて買えるかどうか・・・。
『日本人の仕事』もないですが、もしあったとしたら、ぜひ読んで。絶対号泣哲学。『自動車絶望工場―ある季節工の日記』もかなりいい本。とっても悲しいです・・・。
『人間関係の葛藤』は最終章が奥が深いです。でも、後の章はかなり難しい・・・。

物語は、


c0058187_9273590.jpgサンテグジュペリ『星の王子さま』









c0058187_926919.jpg宮沢賢治『銀河鉄道の夜』









c0058187_925594.jpgミヒャエルエンデ『鏡のなかの鏡』









c0058187_1026049.jpgガース・ウイリアムズ『しろいうさぎとくろいうさぎ』











・・・でしょうか?
下の方は、どこにでもありますね(笑)
みなさん知っているでしょうし。
有名ですが、好きなものばかりですね。

とにかく、大事な本ですね。


⑤バトンを渡すって言ってもね~
絶版ブックバトンなら、渡してみたい人いっぱいいるのですけど(笑)
だって、今のうちに紹介しておかないとだめかもしれないですからねぇ~。
もう、ほとんど復刊ドットコム状態ですね(笑)

どうです?水のココロさんこれでよろしいでしょうか???
issieさんこれじゃあだめですよね?(爆)
もうちょっと宿題にさせてください(笑)
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by harry_hk | 2005-08-01 02:10 | BOOK

みなさん、子ども白書を買って下さい。

もう一度、宣伝させてください。


ううう~、とうとう出来上がりました~、『子ども白書2005年』!!
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8月1日発売です~。
2500円です~。
教職免許取りたい方は必読です~(ほんとか!?)
それから、またまた教職関係の方も。
加えて、母親サークル、PTA関係の方も(笑)

あの、4~5月の時にぶっ倒れたのも、この本のせいでした(笑)
同時に何本も書いていたので、死んでしまうかと思ったのですが、
これが一番の苦労でした。
ほんと、生みの苦しみって感じですよ~。

今年のサブタイトルは、
「子どもを大切にする国・しない国」
です。

みなさんは、日本はどちらだとおもいますか?
もちろん、批判も多いですが、どこがいけないのかということが分かってないと、
闇雲に良くないといっても、らちがあきません。

とうとう戦後60年という節目の時で、
日本はこれからどうするべきなのか、どのような状態になっているのか・・・。
そんなことがいっぱい詰まったものとなりました。

大きな本屋や大学生協では取り扱われると思いますが、それ以外ではどうだか・・・。
もしよろしければ、手に取ってみて下さい。
でも、あんまり内装はよくありません。
実は、そこら辺が喧々諤々だったんですけれど・・・。

案外、子どものことを知っているって思っていても、知らないものなんですよ。
例えば、5~7歳児に人気があるもの上位3位ってなんだか知ってますか?
クレヨンしんちゃんとか、ポケモンとか、ドラえもんとかムシキングとか遊戯王とか・・・
これらは、3位以内に入っていないんですよ。
上の物を考えてしまった人は、もうちょっと、子どもの視点というのを考えてみるのもいいかもしれませんね。な~んて。

とにかく、自分には思い入れのあるものとなりました。
まだ、アマゾンなどでも売り出されていないので、早く店頭に並ばないかなぁ~って。

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by harry_hk | 2005-07-30 23:00 | BOOK

一番好きな少女漫画

漫画自体もそんなに読まないのですが(当社比なのでいまいち疑わしいのですが)、少女漫画はさらに読まないですね~。
でも、その中で、一番好きなのは、山田睦月さんの『THE GHOST OF MY LIFE』という作品です。
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THE GHOST OF MY LIFE
山田睦月  原作・新堂奈槻 1993年



でも、上の画像は文庫って書いてあるから、コミックじゃないかも・・・。
っていうのは、ひさしぶりに読んでみようかなって思って、本棚を探してみたら、



どこにもない!!!



のですよ(涙)
だから、せめてアマゾンで画像だけでもって思ったのですが、
画像もない・・・。
これは、再販のもので、最初のはこんな表紙ではなかったです。
・・・というか、昔の表紙の方がかっこよかったです。
発売元では品切れと書いてあったし・・・。
もう、10年以上前のコミックだからなぁ~。(しみじみ)


内容は、
すごく美形で演技も最高という、ダイアモンドの原石のようなファーン。
でも、とびっきりのあがり性なせいで、
人前で演じるといつもとちってばかりという、
まぁ、よくあるパターンと言えばそうなんですけれど(笑)
そこに、天才と呼ばれた俳優兼映画監督のハロルドが、ファーンに目をつけて、
彼を主役に大抜擢!!
でも、翌日に現れたハロルドは幽霊!!になっていて、それから大騒動な、
ファーン育成計画がはじまるって物語です。(笑)


その他にも、いくつかの短編が入っているのですが、この中の「パラダイス」ってヤツがすごくいいんですよ!!
マジ名作です。
知らない村に逃げ込んできた傭兵と核兵器の科学者を中心とした、村人との関わりが描かれています。
これ、映画にもできるんじゃないかという、本当によくできたストーリーで、何度読んでも、いいなぁって思います。


山田睦月さんの作品はどの作品も評価が高いのですが、どうもあんまり知名度がないような気がするんですけれど、少女漫画界を知らないからでしょうか?
それとも、このジャンルは少女漫画とは言わないのでしょうか?
じゃあ、何系の漫画なんでしょうね・・・?
誰か、そういうの教えてください(笑)


c0058187_7572170.jpg去年に『恋愛映画のように、は』っていうのが出ているみたいなので、それを買ってみようかなと思ったりするのですが、そんな柄でもないので、恥ずかしいからアマゾンで(笑)
「あ、あの~、これ下さいっす・・・(;゜д゜)ゞ」
今考えると、なんであの時、
普通に買えたのだろう・・・。
記憶がない。

ネット本屋ありがとうっ!!
って感じです。
恥ずかしい物は、ネットで。
ふふふふ・・・・



THE GHOST OF MY LIFE
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by harry_hk | 2005-07-20 18:44 | BOOK

『ビビを見た!』はすごい絵本

この絵本はすごい。
メッセージ性があるというよりも、強烈なインパクトのある絵本だ。



ビビを見た!

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大海赫 ブッキング 2004年




この大海赫さんは、よしもとばななさんにも大きな影響を与えて、オマージュの本まで出したぐらい、有名な作家さんなんですが、なかなか知られていません。
加えて、大人(特に「えらい人」や「かしこい人」)からあまり好かれない本です。
その理由として、安易な表現方法だとか、子どもに悪影響を与えるだとか、
・・・そういった理由みたいです。
いったい、何を根拠にしているのか分かりませんが。


内容はとても、シュールで考えさせられる話です。
盲目のホタルに、ある日突然、「7時間だけ見えるようにしてやろう」と言う声が聞こえます。
初めて「世界」を見たのですから、当然喜んでいましたが、それもすぐに不安へと変わります。
それは、自分以外の人たちがみんな盲目になっているからです。
しかも、自分のかっていたペットの犬までも・・・。
そこに、人も町も世界も壊してしまう、恐ろしい巨人が現れて、みんなが逃げ惑います。
突然、盲目になったので、パニック状態の中で。
そんな時に、美しい緑色の少女ビビを見つけます・・・。


そんな始まりの物語です。
後は読んでのお楽しみです(笑)
自分も雑誌『教育』というところに、少しだけ書評したのですが、とても面白い本だと思います。
エドワード・ゴーリーもすばらしいと思いますが、どちらかというと大人の絵本のような気がしますが、こちらは子どものための児童文学だと思います。
残酷な話ですが、そこに不思議と子どもなりの興味というかファンタジー感が生まれてくるのです。
絵本は、文字が少ない分、絵で見せ、また想像力を膨らませます。
加えて、社会世相が、そこら辺の大人の批評書よりも痛烈であることもしばしばです。
ですが、最近はあまりにもキレイ過ぎる話ばかりが「良書」になっているような気がします。
もしくは、明らかにわかるようなドキュメンタリーの悲しい状況を綴った本でしょうか。
そんなマニュアルのような評価にいつからなったのでしょうか?
灰谷健次郎さんの『兎の眼』のようなすばらしい本も、今では良書にならないかもしれません・・・。


自分の書評にも書いたのですが、むしろ大人にこそファンタジー感は必要で、それが欠如しているのではないのかなんて思うのです。
善悪をその物自体で判断するのではなく、大人や親や周りの環境の創造の豊かさによって、その価値が変わるのではなんて思うのです。


まぁ、ぐだぐだと書いてしまいましたが、是非ともお読みいただければと思います。
大海赫さんの『ガイコ』も自分は好きですね。




ビビを見た!

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by harry_hk | 2005-07-16 13:52 | BOOK